紫外線は肌への悪影響だけではありません。眼に対しても悪影響があり、白内障などの眼の病気のリスクを高めてしまう可能性があります。
そこで注目されるのが「UVカットコンタクトレンズ」。
ここでは、UVカットコンタクトレンズの効果や選び方などを解説していきます。

UVカットコンタクトレンズの基本
UVカットコンタクトレンズとは、紫外線吸収剤を配合することで、眼に届く紫外線をカットするコンタクトレンズのことです。UV-A波とUV-B波の紫外線をカットする効果があり、製品によってはUV-A波を約81%、UV-B波を約97%カットするものもあります。
メリット
UVカットコンタクトレンズを使う事で、以下のメリットが挙げられます。
眼への紫外線のダメージを軽減
紫外線は、角膜や水晶体などにダメージを与え、白内障などの眼病のリスクを高める可能性があります。UVカットコンタクトレンズは、これらのリスクを軽減する効果が期待できます。
日常的に紫外線対策が可能
コンタクトレンズを装用するだけで、手軽に紫外線対策ができます。特に、屋外で過ごすことが多い方や、サングラスが苦手な方におすすめです。
眼の乾燥を防ぐ保湿効果
製品によっては、涙の蒸発を防ぎ、眼の乾燥を防ぐ保湿効果も期待できます。
デメリット
白目の部分はカバーできない
UVカットコンタクトレンズは、黒目の部分を中心に紫外線をカットしますが、白目の部分にはUVカット機能がありません。そのため、サングラスや帽子との併用がお勧めです。
完璧な紫外線対策にはならない
上記の内容と被りますが、UVカットコンタクトレンズだけでは、目に入るすべての紫外線を防ぐことはできません。なので、他の紫外線対策と併用することが大切です。
手入れや管理が必要
基本的にコンタクトレンズは、手入れや管理が必要です。怠ると、最悪眼病の原因となってしまいます。
UVカットコンタクトレンズの選び方
UVカットコンタクトレンズを選ぶ際は、以下のポイントが大切です。
・UVカット率:UV-A波、UV-B波のカット率を確認する。
・レンズの種類:1日使い捨て、2週間交換など、ライフスタイルに合わせて選ぶようにする。
・度数:自分の視力に合った度数を選ぶ。
・酸素透過性:長時間装用する場合は、酸素透過性の高いレンズを選ぶ。
・保湿性:ドライアイの方は、保湿性の高いレンズが必須。
おすすめのUVカットコンタクトレンズ
・ワンデーアキュビューオアシス:UVカット率が高く、酸素透過性にも優れています。
・クレオワンデーUVモイスト:保湿性が高く、快適な装用感が続きます。
注意点
コンタクトレンズは、必ず眼科医の指示に従って使用するようにしましょう。また、定期的に眼科医に通い、眼の健康状態を診てもらう事も大切です。もしも、かゆみ、痛み、充血などの異常を感じたら、すぐに使用は中止しましょう。
まとめ
UVカットコンタクトレンズは、眼を紫外線から守るための有効な手段の一つです。しかし、過信せず、他の紫外線対策と併用することが大切です。また、コンタクトレンズを使う時は、眼科医の指示に従って正しく使用するようにしましょう。
